アメリカに来て、バークレイやサンフランシスコの街を歩いていてよく思うこと。
アメリカ人が走ってる。
公園でも、ビーチでも、ゴールデンゲートのブリッジやパークでも、どこでもいつでも、週末はとくに、走ってる。
背の高い人、低い人、半袖で、長袖で、若い人も老いた人も。
どうしてそこまで走るのか?健康への意識が高いのか? 大いに結構だ。
私はジョギングではなくウォーキング専門になりつつあり、アメリカの人たちの熱意にはただ感服するばかり。
最近、特に不思議なこと一つ。日本ではそうは見かけないようなビッグな人も走ってること。ここまでビッグになる前にそうならないよう努力するほうが、ここまでになってから走るより、どう考えてもエネルギーの節約になるはず・・・。
まあ、そういかないのが人生。それはそれでわかる。
不思議なことがもう一つ。あの身体を支えて移動するとしたら、歩くだけでも至難のはず、どうして走れるのか。もともと筋力が強いか、身体能力が高いのか。
やっぱり人種がちがうのか?
自分があれくらいの重さになるよう荷物を身に付けて走る場面を想像してみる。やっぱり無理、絶対できない。
できないことを想像してもしかたないので、思考の矛先を変える。
あのくらい大きな人にとって走ることが必要であるなら、このくらいの私にはウォーキングがちょうどいいはず。
なるほど、そう考えると、自分が今やっていることがまったく正しく思えてくる。
心はますます軽くなり、足取りもいっそう軽くなる。
ウォーキングがさらに楽しくなった。